文部科学省は令和3年度予算において、新型コロナウイルス感染症を契機とした、「児童生徒の心身の健康の充実」を図る取組を進めています。実施するのは、以下の6つの事業です。①学校等欠席者・感染情報システムの充実②学校健康診断情報のPHRへの活用に関する調査研究事業③児童生徒の健康管理・健康づくりの推進④児童生徒の近視実態調査事業⑤がん教育総合支援事業⑥感染症拡大に伴う学校給食・食育の諸課題に関する調査研究等 このうち、「⑥感染症拡大に伴う学校給食・食育の諸課題に関する調査研究等」事業{予算額3,600万円}では、・臨時の長期休業に伴う課題への対応として調査研究を実施 ・学校給食における衛生管理の調査・徹底指導等 という2つの事業が実施されます。「臨時の長期休業に伴う課題への対応」では、放課後児童クラブ等関係機関との連携の在り方、学校給食事業者と学校設置者とのキャンセル料等の契約関係等について、調査研究を行います。2021年9月の学校再開時には、新型コロナ第5派の感染症拡大を受けて、夏休みの延長や臨時休業、短縮事業または分散登校の実施をする学校もありました。文部科学省の「新学期への対応等に関する状況調査の結果」によると、これらのいずれかを実施した小中学校は約3割、高校は5割弱に上りました。子供達が安全に学校に通い、安心して給食を食べられる日が1日も多く続けるためにも、きちんと体制を構築しておくことが求められています。